法要は『新制御本典作法』を用いてお勤めされました。そして今回、もうひとつの仕掛けは雅楽の生演奏でした。本願寺派の一般寺院における雅楽団体は全国各地にたくさんあり、ボクも「札幌雅友会」というお坊さんの雅楽団体に所属しています(江別から稚内に拠点を移してからは幽霊部員になりましたが、一応まだ所属しているつもりです。笑)
ボク自身、以前その雅友会に大変お世話になり、道内各地のお寺の法要に楽人として出勤させていただいた経験がありました。(主に札幌圏)。雅楽付きの法要はやっぱりカッコいい。花があって良い。今回の法要は絶対に雅楽の音色を御門徒さん方に聴かせたい!!そんな思いが強くなり、地元・稚内で雅楽をされている方々にお願いをしました。
稚内には「稚内雅楽の会」という同好会があり、北門神社の宮司・山本泰照さんを中心として月に一度社務所で稽古会が行われております。山本さんは龍笛奏者で、以前は北海道の雅楽講師にも選任され、恐れ多くも、その名高い宮司さんにご挨拶をさせていただき、ボクは最初ビクビクしておりました。…が、しかし。そのお人柄はとっても優しく、今回の法要に楽人として御出勤いただくことを快くご快諾いただくことになり、とても嬉しいご縁となりました。
そこから僕も毎月社務所で行われる雅楽会の稽古に参加をさせていただき、お陰様で充実した楽しい時間を過ごさせていただいております。
今回御出勤くださった北門神社宮司・山本泰照さん、金光教稚内教会教師の中村祥多さん、還来寺御住職・藤原顕弘さん、本当に有難うございました。正に雅楽を通じて、宗派宗教を越えた素晴らしい法要となりました。重ねて御礼を申し上げます。そしてこれからも末永く、宜しくお願い致します。次はボクも楽人として是非どこかで演奏させてください!!
報恩講・継職法要➂

