ボクが初めて正式にお盆参りデビューをしたのは今から18年前。(実家のお寺ではオフィシャルじゃないかもしれませんが、子供のころちょこちょこお参りさせてもらってました)ちょうど20歳になったばかりのボクは、お寺の勉強をするべく、京都のいわゆる『お坊さんの専門学校』に通っていた。その学校は年齢の振り幅も広く、ボクが通学していた時は17歳から75歳まで、様々な生徒さんがいた。その年の夏休み前。学校の廊下の案内板に「お盆参り・法務のお手伝い」と題して何枚もの紙が張り出されていた。「なんだこれは!」と思ったが、そこには全国のお寺の名前が明記されており、募集人数とお手伝い期間が詳細に書いてあり、申し込み希望があれば、各自で行きたいお寺の住職さんに電話をするというものであった(この時点でかなり特殊な学校。笑。)
ボクが希望したお寺はことごとく定員に達しており、いろいろ検討した結果、愛知県のお寺にご縁をいただいた。6日間という期間だったが初めて訪れる街でもあり、とても楽しみだった。
「よぉしらん町にいきなり行って、はたらけるねー。怖くない?」と同じクラスの人に言われたが、むかしからボクは末っ子のチョロ助タイプ(ちょろちょろしてどこでも行ってしまうという意味)、怖いどころか楽しそう!が勝ってしまう性格。行ったことのない街は冒険感覚でワクワクする。早速、そのお寺に連絡をとり、夏のお盆参りのお手伝いin豊田市がはじまるのであった……つづく。笑。
お盆こばなし➁
