小樽別院報恩講

 西光寺の報恩講・住職継職奉告法要も無事に終わり、一段落…というわけでもなく、組内の報恩講出勤が続き(各御寺院・ご住職様、今年もお世話になりました)、最後の締めくくりは小樽別院の報恩講でした。10月13日~16日までお勤めされ、ボクは14日の逮夜から15日の日中まで出勤させていただきました。昨年は法務の都合により行けませんでしたが、今年は出勤させていただくことができ、大変貴重な時間を過ごすことができました。しかし、この本堂の仏花は圧巻の一言。その迫力たるや、写真ではなく肉眼で観ることをおすすめします。来年はみなさま小樽別院の報恩講へお参りをして、この仏花をご覧になってください。スンバらしいです。小樽の花屋さん、カトレアさんが生けられているそうです。
 
 さて、お寺の世界には『崇敬(そうきょう)区域』というものがあり、報恩講や何か大きな記念法要などの時に、別院からご案内が届きます。西光寺は宗谷組に所属しておりますが、なんと宗谷組は札幌別院を越えて、小樽別院から案内が届くのです…。これは明治の頃、稚内から小樽行きの船が出ていたそうで、交通手段としても船を利用していたという時代の名残りだそうです(いま令和)
 移動距離なんと360キロ。名古屋から東京行けちゃう距離だそうで。

 もちろん、車で行かせていただきました。

 知らなかったことは、御講師の先生(布教使さん)のお話しの他に『祖徳讃仰』というものがあり、これは親鸞聖人のお徳を讃えるお話し、つまりはご法話一席です。おもに組内の布教使さんを中心に選抜されるそうで、他の別院には無い伝統だ、と、諸先輩方から聞いております。
 時間の許す限り、たっぷりと御聴聞させていただきました。

 ほんとうに、ありがたいご縁。来年は16日の最後まで出勤できれば、と思っております!!
みなさま。来年の別院報恩講も、どうぞ宜しくお願い致します。