今回の法要は、『御門徒の記憶に残る特別な一日であってほしい。』というコンセプトで計画をし、様々な試みにチャレンジし、取り組んできました。
まずは、法要について。宗谷組(そうやそ)の報恩講では従来、『正信念仏偈作法』を依用し、『十二礼節』の正信偈や、伝統的な『越中節』と言われる独特な節回しで和讃3首を唱和するなどの作法を行っております。組内の(そない、と読みます)ご住職さん達は長年のキャリアで、どのお寺の報恩講に出勤しても、声が揃っており、本堂に声明が響き渡り、とっても有難く思います。
しかし、今回の継職法要では、従来宗谷組が用いていた作法ではなく、新たにご本山で制定された『新制御本典作法』を依用しようと考え、ご出勤いただくご住職様方にご理解をいただきました。宗谷組では初となる作法・お勤めになり、これについては事前に御住職さま方にご案内を出し、6月に西光寺で打合せ(練習会)を行い、9月には再度、本番の作法も確認しながらのリハーサルを行いました。
本番では、一人一人の声明が内陣で反響し合い、とても厳かな法要になり、感無量でした。ご出勤いただいたご法中さま、誠に有難うございました。また、重なるリハーサルにもご参加いただくなど、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。
報恩講・継職法要➁

