今朝の稚内はベタ雪。暖気ということもあり、かなり重~い雪でした。大雪もさることながら、元々風が強い地域でもあります。すごい日は、屋根が吹き飛びそうなくらい風が強いです。
でも天気の良い日は、山と海のロケーションが最高の場所がたくさんあります!!
稚内市。常に、大自然のパワーを毎日感じて生きております。
さて、本日のお話し。私たちが日常でよく使う言葉には、実は意外とたくさんの仏教用語があったりします。言葉の語源を辿れば、こんなにも!!というくらい、日本語は仏教用語でいっぱい。
と、いうことで、『マジですかコレ仏教用語!!』のコーナーをいきなり始めたいと思います!!温かい目で、お付き合いください。笑。
第一回目は『自然』という言葉について。
ネイチャー。読み方は『しぜん』。
えっ。これも仏教用語だったの!?というリアクションを画面越しで期待しております。
実はこの『自然』。ネイチャーの翻訳として『しぜん』と読むようになったのは明治中期以降のことだそうで、意外と最近らしいです。
ネイチャー。つまり、木とか森とか川とか海とか。山もそうか。
なんかみなさんが思いつく感じの『自然』で良いと思います。
でも、そう読む前の明治以前はどうだったか。実は、『自然』と書いて『じねん』と読んでいたそうです。
自(おの)ずから然(しか)らしむ。人間自身を含めた『あるがままま』ということ。
『人為的なものに対して、人為をからず、おのずからそうなっていること。』と
注釈書に書いてありました。
昨年、西光寺の報恩講にお越しいただいた布教使さんとこんな会話がありました。
布教使さん『いま新千歳空港に着いたんですが、稚内行きが【天候調査中】の表示になってるので飛ぶとも飛ばんともですね~笑。まぁもし飛行機が飛ばなかったら、車で行きますからご安心ください!!』
私『お気をつけてお越しください~』
布教使さん『それにしても、稚内空港は全国的にも就航率はあんまり良くないみたいですね!』
私『そうですね~!まぁ無事に飛行機乗れそうだったらまた教えてください!!』
電話を切り、ひとつ思いました。はて、『就航率』とは…???
なんとなく布教使さんに、知ったか風な返事をしたけど…実は初めて知りました。笑。
就航率とは???➡飛行機が欠航せず、無事に目的地まで運航できた割合のことだそうです。
ざっくりと、就航率100パーなら欠航率が0。逆に欠航率100パーなら就航率0。
そんな空港は無いと思いますが、就航率と欠航率が存在する世界であります。
何故こんな言葉が生まれたかと考えてみると…飛行機は『自然』(しぜん)を相手にしているからではないでしょうか。もちろん、機体の不具合や故障などで欠航の場合もあります。しかし、空の旅をする以上はやはり常に天候とにらめっこであります。
そもそも私達の生活は、いたるところで天候に左右されるということがあります。大雨台風大雪落雷などなど。
飛行機が欠航する急な予定変更の背景には、自分じゃあどうすることもできない大きな自然の力があったりするわけであります。
自分の力を越えた存在の中で、いま自分が生きていることの奇跡。
当り前じゃない。
それを感じた時に『生かされている』とか『おかげさま』という言葉が出てくるのかもしれません。
『しぜん』と読んだ後に、改めて『じねん』と読んでみる。
親鸞さまは、ほとけさまの温かな胸に包まれたような思いでこの『じねん』という言葉を使っていたのでしょうか。
とても大事にされていた言葉だそうです。
ところで、稚内は自然の力をものすご~く感じるときがあります。
みなさま、空気がとびきりおいしい、最北端の街にぜひお越しください。
『大自然』をきっと感じることができると思います。

